フランスのオランド大統領は25日、「2015年のパリのテロ襲撃と今月22日にブリュッセルで起きたテロ事件と深く関わっているテロ組織は消滅されつつあるが、テロの脅威は依然として深刻なものだ」という見解を示しました。
オランド大統領はこの日、イスラエルのペレス元大統領と会談した後、メディアに対し「フランスとベルギーはテロ組織消滅の分野において一定の成果を得ており、テロ事件の実施と協力に関わった過激派メンバーを逮捕した。しかし、他のテロ組織ネットワークがまだ存在しており、人々の安全を脅かしている」と語りました。
オランド大統領はまた、「中東地域情勢はヨーロッパに悪影響を及ぼし、ブリュッセルとパリでのテロ襲撃は中東地域の混乱した情勢と深く関わっている。フランスは、中東地域の衝突が他の地域に影響を与えるという課題の解決に乗り出し、シリア、イラク及び難民問題の解決にも尽力する所存だ」と述べました。
(中国国際放送局)
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