新華網北京3月11日(記者/呉黎明)「航行の自由は、横行の自由と同じではない。」これは外交部の王毅部長が8日、記者会見で南中国海情勢について述べた鮮明な立場であり、中国国内の民衆の幅広い支持を得て、国際世論の幅広い関心も集めている。
南中国海の「航行の自由」に問題はあるのだろうか。国際社会の大多数のイメージでは、特に本地区の絶大多数【殆ど】の国の人々の目には、いわゆる南中国海の「航行の自由」自体が偽りの命題として映っている。
南中国海の航行は一貫して自由、安全及び開通を維持し、東アジア地域の協力と発展に必要不可欠な利便性を提供してきた。世界第二の経済体で、世界最大の貿易大国である中国は、世界のいかなる国と比較しても南中国海の航行の安全と自由により一層、配慮している。中国は一貫して、各国が国際法に照らして南中国海で共有する航行の自由を尊重し、支持するが、いかなる人も「航行の自由」を口実に、中国の主権、安全及び海洋の権利を損害することを認めることも意味していない。
「航行の自由」を名目に、商用の航行と軍事活動との相違を故意に曖昧にし、自国の軍艦を身勝手に憚ることなく派遣したい地域に派遣し、戦闘機を飛行したい空域に飛行できるようにする意図がある。つまり、事実上「横行の自由」は世界覇権になっている。
強権は公理ではなく、横行の自由は人心に支持されない。中国の主権と領土保全に関する重大原則の問題において、中国は紛争を起こさないが、事を恐れることはない。中国は今後も自国の正当で合法的な権利を断固として守る。
(新華社より)
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