新華網北京3月8日(記者楊丁淼 曹典)中国・財政部の楼継偉部長は7日、第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の記者会見で、中国の債務は主に「食事」ではなく「資産」のために用いられ、「黄金の原則」を維持し、リスク防止のアンダーラインをしっかりと守ったと述べた。
楼財政部長は、今年の赤字と債務はいずれもある程度拡大したが、中国の政府債務がGDPに占める割合がはおよそ40%であることは、比較できる国の中では比較的低いので、債務は依然として一定の空間を有していると述べている。
楼財政部長は、重要なのは債務と赤字が何に用いられたかを見ることで、重要な指摘がいずれも基本的な支出と一般的な公共支出にあれば、問題が出やすいが、幸いにも中国は「黄金の原則」を維持しており、債務は主に「食事」ではなく「資産」のために用いられている とみなしている。
楼財政部長は、今後の債務空間は主に供給側構造改革への支援や経済構造の最適化に用いられる見通しで、それにより経済活力と成長の内生的な原動力を増強していくとの見方を示した。
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