新華網北京3月8日 (記者/双瑞 張建 張展鹏)中国の習近平国家主席は今年の両会(全国人民代表大会と政治協商会議)で、新型の政商関係(政治家と民営企業家の関係)について演説した。アナリストは、その背後にある深意は第一に腐敗の「垣根」を引き続き強固に築くこと。第二に経済の新常態(ニューノーマル)のもとで民間企業のためにより良い政策環境を作り出し、非公有制経済の経済活力を奮い立たせることだとみなしている。
4日午後、習近平主席は全国政協第12期第4回会議に参加した中国民主建国会(民建)、中華全国工商業連合会(工商連)委員を見舞い、合同会合に参加し、委員たちの意見や提案を聞き取った際に、「親」「清」の二文字を使って新型の政商関係を位置づけた。
国家行政学院の許耀桐教授は、民間企業を中心とする非公有制経済が中国経済の成長スピードや質に直接影響することから、今回上層部が提起した「親」「清」の政商関係は、その意義が計り知れないと述べている。
許耀桐教授は、「当面の経済の下押しの問題への対応であろうと、経済構造調整の実施であろうと、『第13次五カ年』規画を実行するには、公有制経済を大いに発展させる他に、活力とイノベーション意識に満ちた大量な民営企業が必要だろう。」と言い、民営企業はすでに中国経済のモデル転換とアップグレードのための重要な力となっており、また供給側改革を助力する活力の源泉の一つでもあると語っている。
(新華社より)
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