新華網北京3月5日 外交部の洪磊報道官は4日、定例の記者会見で朝鮮半島の情勢について記者の質問に答えた。
朝鮮の最高指導者金正恩(キム・ジョンウン)氏がこの頃、常に核兵器の発射準備をしておくよう朝鮮人民軍に指示したとの報道について、洪磊報道官は次のように表示した。朝鮮の4度目の核実験と弾道ミサイル技術を使った発射を行ったことに対し、国連安保理は2270号決議を採択したばかりだ。目下の朝鮮半島情勢は極めて複雑で敏感であり、我々は関係のある各方面が自制を保ち、慎重に言行し、緊張の情勢を更にエスカレートすることを避けるよう望んでいる。
また、韓国国防部は4日、韓国とアメリカが、ミサイル(THAAD)の韓国への配備をめぐる聯合工作チーム協議書に調印し、THAADの具体的な設置場所やスケジュール、費用などについての協議が始まったと表示した。
これに対して、洪磊報道官は中国側は朝鮮半島でのTHAAD配備に断固として反対し、関係国は慎重に行動し、中国の戦略的安全保障上における利益を損なわないよう促す。
更にある記者が次のように質問した。国連安全保障理事会第2270号決議に基づき、各国が朝鮮からの石炭、鉄鉱石、鉄などの輸入が禁止されている。長い間、朝鮮の石炭の主な輸出先である中国は、決議の内容をどのように履行するか。
洪磊報道官は次のように表示した。中国は一貫して相応の国際的責任を確実に履行しており、安保理の2270号決議も確実に履行していく。決議では、朝鮮の石炭や鉄鉱石、鉄の輸出が禁止されているが、各国が民生用のものや核開発、ミサイル開発の費用調達を目的ではないものが影響されていないと認定された。(翻訳/呉寒氷)
(新華社より)
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