第32次南極科学観測隊は8日、南極のロス海で、新たな南極基地の用地選定作業に入りました。長城、中山、泰山、崑崙に続き、5箇所目の南極基地設営になります。
作業チームは8日、南極調査船「雪龍」からヘリコプターでロス海の島に上陸、島の気候や環境状況を調べるため、気象観測拠点を設置しました。この拠点は風速や風向、気圧、温度、湿度、日射などのデータを自動記録し、リアルタイムに中国国内に送信するものです。また、新たな基地の環境アセスメント評価のため、島の岩石サンプルの採取や、ペンギンの生息地観察を行うということです。
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