エジプト訪問中の習近平国家主席は現地時間21日、カイロにあるアラブ連盟本部で「中国・アラブ関係の美しい未来を共に切り開こう」と題する講演を行い、アラブ諸国各界に高く評価されています。
エジプトピラミッド政治と戦略研究センターの専門家ソブヒ氏は「習主席は、中東諸国自身の問題解決、及び中国と地域国家の協力拡大のために、政治や経済、文化などに関する中国案を出した。特に、経済分野に対してはっきりとした構想と具体的な措置を打ち出した」と述べました。
アラブ連盟政治事務担当のジャバド事務次長は、「経済成長こそ平和を実現する手段である。中国はこれまでの数十年間に大きな成果を収めた。中東諸国は経済発展における中国の経験を学ぶべきだ」と述べました。
シリアの政治専門家イーシャン氏は、中国の主導による「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)」構想について、「一帯一路に関連する協力プロジェクトは間違いなく地域の経済発展を推進するだろう。中国は双方の互恵協力を重視している。これは地域の平和と多様な文化の保護にプラスとなる」と指摘しています。
(中国国際放送局)
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