2016年1月7日、環球時報は複数の海外メディアの報道を引用し、野生動物を保護するための資金確保が困難との理由から、ジンバブエが中国への野生動物の輸出を拡大する見通しだと伝えた。この中には象も含まれるという。
アフリカ南部にあるジンバブエには多くの野生動物が生息しているが、同国の環境・気候担当相は保護のための十分な資金を用意できないことを説明。この分野における中国の取り組みを評価し、象を含めた野生動物の対中輸出を増やすことを明らかにした。同担当相は「現在の干害で象が死んでしまう恐れがある。それならば、保護してくれる国に売り渡す方が良い」と話している。
中国はかつて同国に象やヒヒ、ハイエナなどの購入意向を伝えており、昨年7月以降に輸出された象は100頭、1頭の値段は約4万ドル(約470万円)に上るという。地元メディアは「今回、象を中国に輸出することで60万ポンド(約1億円)の収入がもたらされる」と伝えており、この一部は密猟の撲滅活動に使われる見通しだ。
(Record China)
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