利用者の予約データをみると、祝日ムードが濃厚で、ショッピング環境の充実した欧米が「買い物ツアー」の第一の目的地になっている。欧州では、昔から人気があるスイスやイタリアが「有給休暇族」の人気を集め、スペインとポルトガルも大量買いの旅行先として人気急上昇中だ。習近平総書記の英国訪問後、英国ツアーの人気が急速に高まり、クリスマス観光市場のダークホースとなった。予約件数は前年に比べて大幅に増加し、ロンドンやマンチェスターなどが特に人気を集めるとみられる。
▽日米豪NZがショッピングの新たな人気国に
今年は米国のセールイベント「ブラックフライデー」後の1カ月間に、海外の人気ショッピング旅行先の集客数が前年同期に比べ大幅に増加することが予想される。日本、米国、オーストラリア、ニュージーランドなどの伸びが著しく、数年前までの韓国や香港地区に代わって中国人観光客の「お気に入り」になった。
日本の政府と与党はこのほど、訪日外国人観光客の「免税のハードル」を引き下げることを明らかにし、1店舗当たりの購入額が5千円に達すれば免税を受けられるとした。これまでは「家電製品などの耐久消費財を1万円以上購入した場合、および化粧品、食品、飲料などの消費財を5千円以上購入した場合」しか免税は受けられなかったが、この制限が撤廃された。