中国の李克強首相は5日午後、北京の人民大会堂で中国を公式訪問しているリベリアのサーリーフ大統領と会談しました。
李首相は、「中国はリベリアとの友好を強固なものにし、エネルギー資源開発、木材、農産品加工、インフラ建設、人材資源開発などの分野で実務協力を深化させたい。また、リベリアの発展と貧困撲滅を支援し、互恵共栄を実現させたい」と述べました。
更に、「エボラ出血熱が一部の西アフリカ国家で大流行した際、中国は非常に憂慮し、率先して支援した。中国とリベリアの両国民は、手を携え病と闘う中で深い友情を結んだ。中国政府は、リベリア政府と国民が病を克服したことをうれしく思う。引き続き今後の復興を支持し、経済社会発展と公共衛生体系樹立にできる限りの支援をしたい」と話しました。
サーリーフ大統領は「リベリア国民がエボラ出血熱で苦しんでいる時に、中国は率先して援助の手を差し伸べ、国際社会の注目と支援を呼びかけてくれた。リベリアが病を克服するにあたり重要な役割を果たした。両国は長期に渡り友好的な間柄で、近年、両国の協力は更に大きく進展した。リベリア政府は中国との関係を非常に重視し、中国がリベリアの経済社会発展に対し多大な支援をしてくれたことに感謝している。現在復興と発展の肝心な時期を迎えている。中国は引き続き、現在行っている協力プロジェクトを進め、鉱業、漁業、木材、農産品加工などの分野における協力を強めてもらいたい。そして、アフリカと中国の協力の模範となることを期待する」と述べました。
また、この日、全国人民代表大会常務委員会の張徳江議長もサーリーフ大統領と会談しました。
(中国国際放送局)
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