【新華社北京11月5日】中国共産党中央委員会台湾工作弁公室、国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は4日、両岸関係方面の協議を経て、両岸の指導者が11月7日、シンガポールで面会し、両岸関係の平和的発展の推進について意見を交換することを明らかにした。
潮流に合わせ、民意に沿う
張志軍主任は表示,この7年余り両岸双方は「九二共識」を堅持し、「台湾独立」に反対する共通の政治基盤において、相互信頼を樹立して増進し、両岸関係の平和的発展路線を切り開き、大きな成果を獲得した。両会で協議を経て23項目の協定に署名し、両岸同胞の切実な利益に関わる一連の問題を解決した。両岸の経済協力を継続的に深化し、全面的で直接的な双方向の「三通」を実現し、両岸同胞に多くの実質的なメリットをもたらした。両岸の各分野における交流の力強い発展は、両岸同胞の感情と密接に結びついている。両岸は協議を経て関係渉外事務に対処し、内部消耗を軽減した。これらの成果と鼓舞激励によって、両岸の多くの同胞と海外の華僑同胞は両岸の指導者が面会し、両岸関係のより大きな発展計画を推進するために協議するように呼びかけた。
張志軍主任は次のように説明した。台湾工作弁公室と台湾方面の大陸委員会は2014年に連絡疎通メカニズムを確立した後、両岸関係の発展における重大問題について一貫して疎通を維持し、両岸の各分野と各レベルの人材交流と双方向を促進するために努力し、この期間に両岸指導者の面会を提起した。私が先日、大陸委員会の夏立言主任委員と広州で面会した際に、この話題に再び言及し、初歩的な疎通を行った。双方はともに両岸指導者の面会は両岸関係の長期的な発展にとって重要で積極的な意義を持つと認識している。その後、双方は緊密な協議を通じて、両岸指導者が面会することで合意した。
一家の絆、両岸の情念
張志軍主任は次のように強調した。今回の面会は両岸指導者の肩書きと名義で行われ、面会時は互いに「先生」と呼称することが取り決められた。両岸の政治的溝がまだ徹底的に解決されていない状況下で「一つの中国」の原則に基づく実務的セッティングであり、紛争の棚上げと相互尊重の精神を体現している。各種要因を総合的に考慮し、今回の両岸指導者の面会はシンガポールで行われる。
張志軍主任はまた、次のように説明した。両岸指導者は今回の面会で、両岸関係の平和的発展の推進について意見を交換し、両岸の各分野の交流と協力の深化、両岸の民衆の幸福の推進などの重要課題について深く討論し、両岸関係の平和的発展を擁護し、より一層、推進する。面会終了後、両岸指導者は夕食を共にする。