フランスのオランド大統領は23日、アテネで「ギリシャが債務危機から脱出するために払ってきた努力を支持する」とした上で、「関係側はできるだけ早くギリシャの債務減免についての交渉を始め、またギリシャから欧州の共通の未来を構築しよう」と呼びかけました。
オランド大統領は22日にギリシャ入りし、2日間にわたる訪問を始めたものです。ギリシャのチプラス首相と会談した後、共に記者会見に臨んだオランド大統領は「ギリシャは欧州の一部である。ギリシャと債権者はいずれも約束を守り、来月は救助協議の実行情況について審査した後、債務減免の交渉を始めるべきだ」と強調しました。
一方、ギリシャのチプラス首相は、「ギリシャは自らの義務を果たし、ユーロ圏から離脱するとの推測に終止符を打ちたい。しかし、行過ぎた要求を受けいれない」と強調しました。
双方はまた、戦略的パートナーシップを強化していく協議に調印し、貿易や投資、インフラ、観光、農業などの分野における協力のレベルを高めようとしています。
(中国国際放送局)
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