中国の王群·外交部(外務省)軍備抑制局長は9日の国連総会一般討論演説で、サーバー空間国際行動規範の制定について中国側の見解と主張を明らかにした。人民網が伝えた。
王局長は「現在サイバーセキュリティーは国際的な安全面において日増しに敏感になり、際立っており、国際社会がサイバー空間国際行動規範をできるだけ早く共同制定することが差し迫って求められている。各国があまねく受け入れられるサイバー空間行動規範をまとめるには、以下の原則が極めて重要だ」と指摘。(1)国連憲章および広く認められる国際関係の基本準則の順守(2)サイバー空間における各国の主権の尊重(3)関係する国際紛争の平和的方法による解決(4)サイバー空間が国際平和 安全の維持を目的とする活動に用いられることの確保(5)サイバー空間が他国の内政に干渉したり、他国の利益を損なうことに用いられてはならないこと――を挙げた。
王局長はまた「中国側は国連情報セキュリティー問題政府間パネルが今年6月にまとめた報告を歓迎する。パネルがサイバー空間国際行動規範の制定を次の段階の取り組みの重点とすることを期待している。中国側は平和で、安全で、開放的、協力的なサイバー空間を構築し、またこのために各国があまねく受け入れられる国際行動規範をできるだけ早く制定するべく積極的に尽力する」と述べた。
(人民網日本語版)
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