国連のパン•ギムン事務総長や南アフリカ、ナイジェリア、パキスタンなど多くの国の首脳は26日、中国と国連が共同主催した南南協力の円卓会議で、中国側が南南協力を支持する姿勢を高く称賛し、習近平国家主席が提唱した南南協力の主張と提案に賞賛の意を示しました。
パン事務総長は席上「中国は南南協力を促進する面で指導的役割を果たしている。BRICS新開発銀行、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の建設、シルクロード基金と中国気候変動南南協力支援基金などはその顕著な証である。習主席に深く感謝する」と述べました。
77ヶ国グループ(G77)のジェイコブ・ズマ議長は「習主席が公表した南南協力に関する提案は実際の状況に基づいた具体的なものであり、行動性を基本としている」と高く評価しました。
ナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領は中国と国連がこの重要な会議を主催したことに感謝し、「ポスト2015年開発アジェンダの実現で南南協力との関係強化について意見交換をする機会を提供した」としました。
パキスタンのナワーズ・シャリーフ首相は「中国・パキスタン経済回廊は南南協力の人々を励ます例の1つであり、両国に膨大な経済と発展の利益をもたらすと同時に、地域全体と更に広い地域にも恩恵をもたらしている。このプロジェクトは『一帯一路』提案の重要な内容で、未来を見据えたこの提案を高く評価したい」と話しました。
習近平国家主席は26日に開かれた国連開発サミットで、中国が『南南協力支援基金』を設立するなどを明らかにし、そして南南協力の円卓会議で一連の具体的な措置を発表しました。
(中国国際放送局)