国宝級の文化財数点が15日、浙江省杭州市で開かれている「シルクロードのシルク:起源 宣伝 交流」展示会に登場し、訪れた人々に、新石器時代からシルクの発展の道、シルクが中国で生まれ、東洋から西洋に伝わること、東洋と西洋の紡績文化がシルクロードを通しての交流、世界シルク芸術の変化と技術の向上などを訴えています。
展示会では、国宝級の文化財とされる「錦鶏鳴枕」などを含む文化財140点余が展示されています。
シルクは浙江省と深くかかわっています。1977年寧波市の余姚河姆渡遺跡から出土した蚕紋歯彫器は7000年の歴史を持っており、これまでに発見した歴史が最も古い蚕形刻画です。浙江省で行った多くの考古学研究は早くも新石器時代に中国の長江流域沿いにシルク製造業があったことを十分に示しています。
国家文物局の宋新潮副局長は「中国で作られたシルクと紡績技術はシルクロードを経由して、世界各地に伝わり、その後シルク生産技術の現地化が実現された。これは世界各国の社会 経済 文化の発展に大きな影響を与えた」と話しました。
(中国国際放送局)
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