【新華社シドニー7月15日】オーストラリア政府観光局のマネジングディレクター、 ジョン・オサリバン氏は先日新華社記者の取材に応じた際、中豪の自由貿易協定は両国の観光業に巨大な発展のチャンスをもたらすだろうとの見方を示した。
オサリバン氏は次のように語った。2016年から、オーストラリアは中国に10年のマルチ観光ビザを開放する4カ国の一つとなる見通しだ。オーストラリアは中国にワーキングホリデービザも開放し、その定員が毎年5000人で、若い中国人観光客はオーストラリアで旅行をしながら働くことができる。これは中豪のビジネスや観光の往来を促進するだろう。
2014年には、92万人以上の中国人観光客がオーストラリアへ観光に訪れ、前年比19%増となった。オーストラリアでの消費は約60億豪ドルで、前年比22%増となった。現在、中国人観光客数はオーストラリアの国際観光客総数の第二位となり、消費額では一位を占めているという。
中国人観光客を一層引きつけるために、オサリバン氏は次のように語っている。オーストラリア政府観光局は、すでにアリババ、中国東方航空、南方航空および中国国際航空といった大手企業と協力パートナーシップを締結し、中国の旅行社5000社余りと協力して専門的な観光プロジェクトを提供し、北京、上海などの9大都市で重点的に普及宣伝を行ってゆく。
「これまでの4年間で、中国人観光客数とその市場価値はいずれも最も速く成長しています。私たちは2、3年以内に、中国が観光客数と消費額でオーストラリア最大の市場になると見込んでいます。」とオサリバン氏は語った。
オサリバン氏は、オーストラリアが中国人観光客のために特別に開設した中国語サイト、Australia.cnを中国人観光客が出発前にチェックして、使える情報を得て、行程のスケジュール作りに役立てることをすすめている。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: