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日本には正常な位置づけが必要――中国社会科学院国際学部の張蕴岭主任を特別取材
                 jp.xinhuanet.com | 2015-04-10 10:33:37 | 編集: 陳辰

新華網 沈晴 撮

  【新華社北京4月10日】最近、日本は軍事方面でのふるまいが絶えることがない。例えば日本・安倍晋三首相が自衛隊を「我が軍」と述べ、日本政府側の立場の概念をすり替えたところから、日本与党が自衛隊の海外活動範囲を大幅に拡大することで一致したところまで、さらには日本の準空母「いずも」の服役などだ。

   これに対し、中国社会科学院国際学部の張蕴岭主任は4月9日新華網の記者による独占取材に応じた際、日本が「正常な国」に向かうのは遅かれ早かれのことだが、それには正常な位置づけが必要だと語った。

   張蕴岭主任は「日本が現在行っているのは、いずれも米国のコントロールから抜け出し、軍事力を正常化させることです。そのうちのもう一つの目標とはつまり今後憲法を改正し、自衛隊を正常な軍隊として機能させることができ、即ち日本の言う『正常な国家』となることなんです。しかし問題のカギは、かつて自発的に他国を侵略したことのある日本が、『正常』に戻った後何をしたいのかにあります。」と語った。

   張蕴岭主任は、今日までに、日本の歴史問題に対処する態度ではこの問題には答えようがないとみなしている。彼は「日本が過ちを認めなければ、他国の信頼を得ることはできません。」と語った。

   張蕴岭主任は、「実際には、日本が今行っている事の一つ一つは米国が日本にやらせている。つまり、日本は米国がアジア太平洋地域で中国を制約するのに用いる一つの駒だ。」と分析している。彼はまた、日本がこうするのを望むのは、他人の勢力を笠に着て日本が徐々に「正常化」へ向かうという目標を実現させたいからだとも語った。

   張蕴岭主任は、次のように強調した。米日は米日同盟がアジア太平洋における安全の礎石だと一貫して標榜してきたが、事実はそうではない。米日同盟は米国と日本との間の同盟にすぎず、それから排除された他のアジア太平洋諸国はこの位置づけを受け入れられずにいる。

   張蕴岭主任は、また次のように語った。「よって、私たちがするべきことは、日本に日米同盟の下だけでなく他の方面の新たな安全協力にも参与するよう促すことです。」日本は米日同盟をアジア太平洋地域の安全を守る礎石だと考えているようだが、これは絶対に通用しない。(取材/彭純、沈晴)

  (新華網日本語)

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