【新華社北京4月3日】北京語言大学東京校(以下北語東京校)のプレート除幕式および入学式が4月1日東京都池袋で行われ、中国教育部直属の重点大学の初の日本分校が日本人の第一期生を迎えた。
北京語言大学国際交流センターの馬鉄石副主任は記者に次のように紹介した。北語東京校は北京語言大学による海外の中国語教育市場開拓における重要措置で、教育部の「国内大学の海外進出」に関連する呼びかけに積極的に応じる重要措置でもある。この数年、中国の国際的影響力の向上に伴い、ますます多くの日本人学生が中国語を勉強したいと思っている。しかし、最近の円安などの要因で、日本人学生の中国留学のコストは一段と上がった。よって、我々がこの時東京で分校を開設したことは、中国文化のソフト・パワーの輸出に有利でもあり、また日本人学生の国内での勉強に有利でもある。
北語東京校と一般の中国語クラスとの違いについて話が及ぶと、馬主任は次のように語った。最初に、北語東京校が実施するのは学歴教育で、当校は中国教育部の認可した大学であること。学生はここでの学業終了後、北京語言大学の卒業証書と学位証明書を得ることができる。その次に、北語東京校は北語の国内キャンパスとシームレスドッキングを実施すること。北語東京校で学ぶ学生は、学部4年間の全学業を東京校で修了させるという選択が可能で、また「1 + 3」、「2 + 2」や「3+1」といった方式で北京の母校へ留学し、さまざまな長・短期課程の勉強を選択することもできる。三番目としては、今後北語東京校は日本の他の各大学と提携もする見通しで、日本人学生が北語東京校で選択科目の修得した単位は、その母校でも認められることだ。
馬主任は「教育は一種の無形の影響力です。心をこめた交流をすれば、友情を作り上げることができ、見解を得ることができます。私たちは教育を通じて、一層多くの日本人学生により直接的に、より全面的に、より深く中国を認識し、中国を理解してもらうことができ、それによって中日交流に一層尽力するハイエンドな人材を育成したいと望んでいます。」と語った。(記者:郭丹 王珊寧)
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