アジアインフラ投資銀行、46カ国を超える「友達グループ」

　現行多国間機構との関係：補充と改善で、転覆ではない

　多数の西側諸国がアジアインフラ投資銀行への加盟申請を発表した後、中国は現行多国間国際機構以外に、「別にかまど（門戸）を築く」ことで、現行の国際金融秩序に挑戦しているのではないかという疑問の声がある。

　「アジアインフラ投資銀行は、明確な時代の特徴を帯びた多国間開発金融機関であり、世界銀行、アジア開発銀行を補充するもので、替代ではない。現行国際金融秩序を改善し、推進するもので、転覆ではない。」と金立群秘書長は述べた。

　アジアインフラ投資銀行は貧困扶助を主要目標としなく、商業性インフラに的確に投資し、アジア地域の相互接続を実現しようとするのだ。この位置付けは国際通貨基金（ＩＭＦ）、世界銀行、アジア開発銀行などの機関からの支持を受け、アジアインフラ投資銀行との協力は十分に大きな空間があると一致した評価を得ている。世界銀行は現在、アジアインフラ投資銀行と新機関の基準、枠組み制定などの方面で協力を展開している。

　アジアインフラ投資銀行の「予定表」：年半ばに規則に調印、年末に開業を目指す

　すでに知り得た情報を見ると、年末にアジアインフラ投資銀行を開業するまでに、1回以上の交渉代表会議を開き、年半ばに規則交渉を完了し、調印した後、加盟国の批准を経て発効し、年末までにアジアインフラ投資銀行を正式に開設する方針だ。これは財政部が作成したアジアインフラ投資銀行開設準備の「予定表」だ。

　アジアインフラ投資銀行の開設後は、どのような理念で運営するのか。金立群秘書長は次のように説明した。アジアインフラ投資銀行の核心的な理念は有能、清廉、グリーンだ。アジアインフラ投資銀行は、高度に精錬された機関で、専門担当者を世界から招聘し、複数の機関が渋滞するのを断固として防止する。腐敗に対してゼロ容認度を導入し、グリーン経済と低炭素経済の発展を促進し、人類と自然の調和のある共存を実現する。

（新華網日本語）　　

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