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精進を続ける中国経済(一)ーー中国経済の「スロー」は高い業績を作る
jp.xinhuanet.com | 発表時間 10:21:36 | | 編集: 谢艳

   【新華社北京1月30日】欧州と日本の経済が継続して低迷する今日、BRICKS諸国における経済の発展ビジョンにも疑念が生じている。このような世界的な大環境のもとで、中国経済も減速への転換する「新常態」に入った。最近、新華社の取材を受けた多くの国内外の学識者らは、次のような見解を示した。発展の規律を見ると、一国の経済が一定規模に達した後に、成長スピードが緩やかになって下降するのは、正常な現象だ。中国も例外ではなく、重要なことは中国経済が質と効果を向上させる新段階を迎えつつあることだ。これは、对中国自身と世界経済にとって非常に意義がある。

   中国経済の規模は現在、世界第二位で、現在の基数で、たとえ7%の成長率であっても、中国経済の年間の増量は5年前の成長率10%の増量より多い。中国経済の運行は現在、合理的区間にあり、ひたすら速度追求に執着しているのではない。これによって、需給関係の緊張が緩和し、重い負荷に耐えられない資源環境の負担が軽減される。また、策定者は手を差し伸べて構造性改革を推進し、経済は形態がよりハイグレードで、分業化がより複雑で、構造がより合理的な発展段階へと進むように働きかけることができる。

   中国社会科学院ロシア東欧中央アジア研究所の李建民研究員は、新華社記者に次のように説明した。中国は依然として世界経済の発展を支えるエンジンの一つだ。中国の産業の最適化とアップグレードによって、巨大な需要が生まれ、刷新は経済発展を駆動する新型エンジンになり、内需拡大にプラスになるだけでなく、世界経済の復興を推進すると予測される。中国は現在、まさに「世界の工場」から 投資・資本輸出国へと転換しつつあり、今後10年にかけて、中国の対外投資額は1兆2500億に達すると推計される。中国の市場と資金は世界経済にとって、巨大な経済成長エネルギーであることを意味している。

   インターネットは現在、中国自身が経済モデル転換とアップグレードを推進する「新型エンジン」となっている。中国のインターネット経済は高効率の労働生産力、刷新及び消費推進モデルを徐々に備え、各業界の間に浸透し、融合している。

   米国ヴァッサー女子大学の周宇教授は、中国のインターネットなどの方面の刷新は段階的に進行し、現在は多くの発展を遂げ、中国のインターネット刷新の生態圏が形成されており、将来的に爆発的に成長することが期待される、と指摘する。

   日本流通科学大学の辻美代教授は、中国政府がイノベーションの提唱に注力し、関連優遇政策を発表し、大衆による起業を奨励し、インターネット経済を発展させることを称賛した。辻教授は、アリババグループのような大企業が中小企業の発展をけん引している。中小企業は高いフレキシブル性を備えており、一つの国の中小企業が活力に溢れるならば、大企業も活力に満ちてくる。中国の大衆による起業の奨励は、ますます多くの実力ある中小企業が誕生するためにプラスになる。

   中国の投資家の優位性の一つは、その外国側の提携パートナーが中国の巨大市場に進出するのをサポートできることだ。中国の投資家に外国側提携パートナーを中国と世界のバリューチェーンに融合させる能力があるかどうかという点が、まさにグローバル化の象徴になっている。このグローバル化は今後、ウィンウィンをもたらす。

(新華網日本語)  

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