9日、三亜市蜈支洲島の人工漁礁工場に並ぶ完成済みの魚礁。(小型無人機から、海口=新華社記者/楊冠宇)
【新華社海口4月12日】中国海南省三亜市の蜈支洲(ごししゅう)島海域の海洋牧場でこのほど、人工魚礁の設置が始まった。1カ月以内に870個を設置し、海洋生態系の修復を目指す。
人工漁礁は水生生物や魚の生息場所を増やすことができる。同島海域の海洋牧場には、昨年までに各種人工漁礁1526個、沈船魚礁21カ所、火山岩サンゴ礁1カ所が設置された。
同海洋牧場は海南省初の国家級海上牧場モデル区に指定されており、統計によると、サンゴ被度は2010年の15%以下から2021年の23%以上に向上。魚の数も3~4倍に増えている。