20日、コロンビア・ボゴタのエルドラド国際空港に到着したシノバック製の新型コロナウイルスワクチン。(ボゴダ=新華社配信/コロンビア大統領府提供)
【新華社ボゴダ3月22日】中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルスワクチンの最新便が20日、南米コロンビアの首都ボゴタに到着した。同国のドゥケ大統領は、中国の「迅速かつ具体的な」感染対策支援に感謝の意を示した。
同社製ワクチンはこれまでに数回、同国へ送られている。ドゥケ氏は20日に北部バランキージャで開いた記者会見で、今回のシノバック製ワクチンは全国に配布され、人口の7割以上にワクチンを接種するという政府目標の実現を後押しすると述べた。
コロンビアでは2月17日から新型コロナワクチンの接種が始まっており、医療従事者や60歳以上の高齢者、基礎疾患のある成人、小中学校の教職員らが優先的に接種を受けている。同国衛生研究所の統計によると、20日時点の累計感染者数は233万1187人、死者は6万1907人となっている。(記者/高春雨)