14日、ブラジル中医薬診療訓練拠点の建物。(サンパウロ=新華社配信)
【新華社サンパウロ11月18日】中国の甘粛中医薬大学付属医院は2019年9月、ブラジルの製薬企業と共に、同国サンパウロ市にブラジル中医薬診療訓練拠点を設立した。
これまでに同医院から著名な中国医学の医師4人が赴任し、現地の医師を対象に中国医学講座を実施するとともに、現地の同胞とブラジルの人々に質の高い中国医学の診療サービスを提供している。新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ数カ月間は同拠点の養成講座も全てオンラインで実施。主に呼吸器疾患や産婦人科疾患、整形外科疾患の治療についての講義が行われ、好評を得ている。また、新型コロナ感染症の流行に際し、中国医学の診療サービスを無償で提供し、新型コロナ感染症や他の疾患の予防・治療を支援している。