2日、子羊を抱き上げる塩池県青山郷旺四灘村の村民。(銀川=新華社記者/戴天放)
【新華社銀川11月10日】中国寧夏回族自治区呉忠市の塩池県はここ数年、綿羊の一種「灘羊(たんよう)」のブランド化を発展させ、独自の特色産業を作り上げている。2017年に設立された寧夏塩池灘羊発展集団は、仕入れ・出荷価格やブランド・販売戦略、生産規格の統一化を進めるとともに、農家と協力して40の生態牧場を開設。高級オーダーメードを取り入れるなど灘羊の付加価値向上に努めている。
同県は数年の努力により、ブランド発展、産業と金融の統合、大手企業のけん引という産業発展モデルを確立。第1次~3次産業の融合を通じた現代畜産業への転換を加速させてきた。塩池灘羊のブランド価値は現在、71億1100万元(1元=約16円)となり、灘羊を中心とする特色産業の同県農家の増収に対する寄与率は8割を超えている。