11日、武漢東湖風景区で写真を撮る観光客。(武漢=新華社記者/馮国棟)
【新華社武漢8月14日】中国湖北省武漢市はこのほど、観光地の入場料無料化施策に続き、全国を対象に「観光優待カード」5万枚とアートパフォーマンスの無料チケット一式を発行、高速鉄道やマイカーによる旅行、アグリツーリズム、音楽フェスティバルなど文化・観光関連の各種優待措置を実施することを明らかにした。これら「無料観光」のパワーアップが、最新の観光振興策の目玉となっている。
同市では8日、黄鶴楼やアミューズメントパークの歓楽谷(ハッピーバレー)、海洋テーマパーク極地海洋世界など、A等級以上の観光地(高い順に5A~1A)20カ所の無料化が始まった。事前にオンライン予約を行うことで無料で入場できる。対象観光地の入場料金は合計で1700元(1元=約15円)を上回る。
同市の陳紅輝(ちん・こうき)副市長は、これらの優待措置が同市のコロナ後の復興を後押しすると述べた。8、9日の2日間に35万2千人が同市のA等級以上の観光地を訪れ、観光地内での消費やホテル、タクシーなどの営業実績が伸びた。(記者/馮国棟)