7日、移動式核酸検査実験室で検査のデモンストレーションを行うスタッフ。(上海=新華社記者/方喆)
【新華社上海8月9日】中国上海市の緊急科学技術難関攻略プロジェクト「上海移動式核酸検査実験室」が7日、浦東国際空港で引き渡された。中国で初めて20フィート標準コンテナ規格を採用したバイオセーフティーレベル2+の移動式核酸検査実験室で、内部は試薬準備室、検体処理室、核酸検出室の三つの独立した空間に分かれ、コンテナトラックや貨物船、鉄道などの輸送に対応できる。実験室稼働後、浦東国際空港に到着した旅客はその場ですぐに検査ができるようになり、採取した検体を市内の実験室に送る従来の方式と比べ、待ち時間が約2時間短縮される。