11日、鄱陽鎮江家嶺村で武装警察に緑豆スープをふるまう「おばさん集団」のメンバー。(鄱陽=新華社記者/周密)
【新華社南昌7月16日】中国江西省ではこのところ、水害防止緊急対応レベルが再三引き上げられ、多くの河川と鄱陽湖(はようこ)沿岸地域の水害の危険が高まり続けている。そうした中、同省上饒(じょうじょう)市鄱陽県鄱陽鎮江家嶺村には、中高年女性で構成された水害防止組織「おばさん集団」があり、奮闘している。
同村に住む余風英(よ・ふうえい)さんは同集団の団長を務めている。余さんによると「メンバーはみな、広場ダンスを一緒に踊っていた仲間。洪水が発生し、救援の人々が洪水防止のための堤防修繕を支援してくれるのを見て、自分たちも力になりたいと組織を立ち上げた」という。そして、平均年齢が50歳を上回る水害防止組織「おばさん集団」が設立された。メンバーは、力仕事の土のう運びができなければ土のうに土を詰める作業をし、堤防の修繕ができなければパトロールを手伝い、村の水害防止のために力を尽くしている。