牛舎で飼料を食べる肉用牛。(資料写真、南寧=新華社配信)
【新華社南寧6月17日】中国広西チワン族自治区南寧市青秀区劉圩鎮譚村にある肉牛産業モデル区「田野牧歌」は、循環型農業で農家の増収を後押し、村民増収の道が広がった。
同モデル区は中心エリア5300ムー(約350ヘクタール)、拡張エリア8500ムー(約570ヘクタール)、放射エリア2万200ムー(約1350ヘクタール)で構成されている。同エリアでは「循環型養殖」の理念を基軸に、エコサイクルの養殖チェーンを構築している。
広西四野牧業の伍関宗(ご・かんそう)董事長は、牛糞は発酵させて有機肥料に加工し、地元でサトウキビなどの農作物栽培に利用し、サトウキビなどのわらは機械で飼料に加工して肉用牛の飼育に用いるサイクルになっていると説明し、循環型栽培飼育によって会社は生産コストが抑えられ、村民も増収の道が広がったと強調した。
伍氏はまた「当社は清掃係、飼育係、食堂給仕係など50余りの就業ポストを提供しており、平均月給は1800~3千元(1元=約15円)になる」と語り、同モデルエリアでは貧困世帯を優先的に雇用し、現在54人が働いているという。(記者/農冠斌、麦凌寒)