9日、シフゾウの群れの活動状況を観察する任義軍さん(右)ら。(塩城=新華社記者/韓瑜慶)
【新華社塩城6月18日】中国江蘇省大豊麋鹿(シフゾウ)国家級自然保護区で技術管理責任者を務める任義軍(じん・ぎぐん)さん(48)は、22年前から同保護区でシフゾウの個体数管理に携わり、この中国特有の希少動物を守ってきた。当時400頭余りだった個体数が今では5千頭を超えたことが「私にとって最もうれしいこと」と話す。
任さんと同僚たちはシフゾウを守るため、月3回の野外パトロールを欠かさない。雨の日も風の日も関係なく、シフゾウの活動エリアをほぼ全域見て回る。巡回距離は毎月、800キロに及ぶ。
生態環境の改善や保護活動などの取り組みが奏功し、同保護区内の個体数は5681頭にまで増えた。うち野生種が1820頭を占めている。