7日、北京燕山石化のメルトブロー不織布生産ラインのある建物で設備の運行状況を点検する従業員。(北京=新華社記者/張玉薇)
【新華社北京3月11日】中国石油大手の中国石油化工集団(シノペック)傘下の企業で、北京に拠点を持つ燕山石化のメルトブロー不織布生産ラインが6日午後11時59分、運転に成功した。シノペックと中国機械工業集団(国機集団)傘下の中国恒天集団が共同で施工に当たり、設計年間生産能力1万4400トンのラインを完成させた。稼働後の1日当たり生産能力はN95マスク用メルトブロー不織布4トン、医療用平面マスク用メルトブロー不織布6トン。これでN95マスク120万枚、医療用平面マスク600万枚が製造できる。
シノペックの呂大鵬(りょ・だいほう)報道官によると、完成したのはメルトブロー不織布の生産ライン2本と、スパンボンド不織布の生産ライン3本で、各参加企業の作業員600人余りが12日間24時間体制で建設を進め、主要生産ラインは予定より48時間早く稼働した。同社はこれとは別に江蘇省儀徴(ぎちょう)市でもメルトブロー不織布生産ライン8本の建設を急いでおり、4月中旬には稼働する予定になっている。(記者/張超)