6日、西安中科微光影像技術有限公司で赤外線血管可視化装置を実演するスタッフ。(西安=新華社記者/李一博)
【新華社西安3月9日】新型コロナウイルスによる肺炎の治療の際に、医療スタッフが厚くて重い防護服を着て患者に注射や点滴をするには不便がある。中国陝西省の西安中科微光影像技術有限公司が開発した赤外線血管可視化装置は、血液中のヘモグロビンが他の組織よりも近赤外線を多く吸収するという特性を利用し、デジタル画像処理技術を通じて、皮下血管の位置を皮膚表面に映し出すことができる。これにより、医療スタッフは患者の静脈の位置と深さがはっきり認識でき、作業効率が高まる。これまでに100台余りの同装置が、新型コロナウイルス肺炎と闘っている最前線の病院に寄贈された。