4日、「百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-」を構成する古墳の一つ、いたすけ古墳の一角。(大阪=新華社記者/杜瀟逸)
【新華社大阪2月11日】2019年に世界遺産に登録された大阪府の「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群-古代日本の墳墓群-」には、世界遺産の構成資産49基のほか、大小40余りの古墳が点在する。古墳は日本の古墳時代(3~6世紀)の文化を反映しており、鍵穴形(前方後円墳)や帆立貝形、方形、円形などさまざまな形がある。その中で最も特徴的なのは古墳時代前期(3世紀後半~4世紀)に多く築かれた大型の前方後円墳で、日本列島の代表的な古墳形式として知られる。古墳の被葬者は上流階級に属する人であったと考えられており、墓の中からはさまざまな副葬品が見つかっている。また、墓の頂部とその周りは埴輪で飾られていた。同古墳群が世界遺産に登録されてから、地元の地方自治体や企業が、古墳を活用した観光客誘致に取り組んでいる。