11月26日、小型無人機がリアルタイムに撮影した「小弄坤2号天坑」の映像をスマホで見せる探検隊員。(南寧=新華社配信/陳立新)
【新華社南寧12月5日】中国広西チワン族自治区東蘭県で、多国籍の隊員で構成された洞窟探検隊が7日間の探索の末、二カ所の大型天坑(陥没穴)と比較的小さな鍾乳洞十数個を発見した。
東蘭県はカルスト地形が広がる地域で、この地を流れる紅水河の両岸は草木に覆われ、訪れる人はほとんどいない。探検隊が11月24日から30日にかけて複数の洞窟に調査に入り測量を行った結果、「小弄坤(しょうろうこん)2号天坑」は深さ300メートル超、底部の幅約250メートル、長さ120メートルに達し、世界でトップ50に入る大型の天坑であることが確認された。