27日、西安市で引き渡しが行われた中国が独自開発した「新舟60」リモートセンシング機。(西安=新華社記者/李一博)
【新華社西安11月28日】中国航空工業集団(AVIC)傘下の中航西飛民用飛機と中国科学院は27日、陝西省西安市で「新舟60」リモートセンシング機の引き渡し式典を開催した。同機は国産旅客機「新舟60」をベースに改装、設計されたリモートセンシング対地上観測特殊機で、リモートセンシング機におけるさまざまな機能の搭載と観測目的多様化のニーズを満たすため、設計スタッフはベース機の構造を大きく変更した。航空リモートセンシングは1カ所で大量の観測ができ、緊急保障や災害救助、農業、水利などの分野で幅広く活用できる。同機の性能は、技術面では既に世界のトップレベルに達している。