10日、皮影伝承館で子どもに皮影の技を教える郭宝さん(右)。(遷安=新華社記者/金良快)
【新華社遷安11月14日】中国河北省遷安市趙店子鎮馬古寺村の郭宝(かく・ほう)さんは、小さい頃から中国の影絵芝居「皮影戯(ピーインシー)」が好きで、結婚後に夫婦で地元の彫刻職人、王珍(おう・ちん)氏に技術を学んだ。2人が作る素朴な皮影は愛好家の中で人気が高い。
郭さんは2013年、「郭宝皮影伝承工房」を開設。村内の愛好者約20人を招いて皮影の彫刻に取り組み、現在までに約3千種の皮影工芸品を開発、デザインした。2014年8月には自費で皮影伝承館を建設し、余暇を利用して村の子どもに皮影の技を教えているほか、学校や農村での実演も行っている。