【新華社北京１１月８日】中国とフランスは６日、火災で被害を被ったパリのノートルダム大聖堂の修復で協力することなどを定めた文書に北京で署名した。中国の専門家が今後、同大聖堂の修復作業に参加する。国家文物局が同日明らかにした。
文書によると、両国は２０２０年にノートルダム大聖堂の保護・修復協力のテーマ、モデルを定め、中国側の専門家を選定する。選ばれた専門家はできるだけ早く派遣され、フランス側チームと共同で現場の修復作業に当たる。
文書はまた、陝西省にある秦始皇帝陵の兵馬俑の保護について、両国が技術や科学分野で交流、育成プロジェクトを展開することを定めた。
国家文物局の劉玉珠（りゅう・ぎょくしゅ）局長は、中国とフランスの文化遺産関連部門は４月のノートルダム大聖堂火災後、書面での交流を重ね、協力構想について協議してきたと説明。ノートルダム大聖堂と秦始皇帝陵の兵馬俑は両国にとってそれぞれシンボル性の高い文化遺産で、両者について保護・修復作業と研究を行うことで、両国の文化遺産協力は大きく進展すると述べた。
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