4日、麻陽河国家級自然保護区の大河壩観測所で撮影したフランソワルトン。(沿河=新華社記者/楊文斌)
【新華社沿河6月8日】中国貴州省銅仁市沿河トゥチャ族自治県にある麻陽河(まようが)国家級自然保護区はここ数年、フランソワルトンの活動区域での人間活動を厳しく管理し、生息地への妨害を減らし、特定地点での餌付けや専門スタッフによる管理などの措置を講じて、村民のフランソワルトンへの愛護意識を高めたことから、保護区内のフランソワルトンの数は年々増加している。保護区管理局の最新の観測データによると、現在、保護区内に生息するフランソワルトンは70群、550頭余りに達し、2019年には7頭の赤ちゃんが誕生した。
フランソワルトンは国家一級保護動物、世界絶滅危惧種(レッドリスト)に指定されている霊長類で、中国では主に広西チワン族自治区や貴州省、重慶市などに分布している。