中国の習近平国家主席(右)は26日、北京の人民大会堂で国連のグテレス事務総長と会見した。(北京=新華社記者/丁海濤)
【新華社北京4月27日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は26日、北京の人民大会堂で国連のグテレス事務総長と会見した。
習近平氏は次のように指摘した。世界は今日、過去100年間にかつてなかった大きな変化を経験している。中国は多国間主義を断固として守り、国連を核心とする国際システムを断固として守り、国際法に基づく国際秩序を断固として守り、人類運命共同体の構築を推し進めていく。情勢が複雑で厳しいほど、国連の権威と役割を示さなければならず、中国は引き続き国連を支持していく。国連は「一帯一路」共同建設の重要なパートナーだ。中国は国連と共に、共同協議・共同建設・共同享受の原則を堅持し、「一帯一路」共同建設を全面的に推進していきたい。
グテレス氏は次のように表明した。習近平主席がきょう午前、第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムで行った演説は非常に重要で、「一帯一路」構想と世界の発展計画との緊密な結びつきをはっきりと説明するものだった。今日の世界は不確実性に満ち、グローバルな法治や多国間主義は挑戦を受けている。中国は断固として多国間主義を守り、公平・正義を守り、「国連憲章」の趣旨と原則を守り、重要な安定化の役割を果たし、世界に確実性、自信、希望を与えている。各国は「一帯一路」協力がもたらすチャンスをつかみ、互恵・ウィンウィンを実現しなければならない。