10日、第13期全人代第2回会議福建省代表団の審議に参加した習近平氏。(北京=新華社記者/鞠鵬)
【新華社北京3月15日】習近平(しゅう・きんぺい)中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は今年の「両会」(全国人民代表大会、中国人民政治協商会議)で、小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成に向け努力しなければならないと強調した。小康社会の全面的完成を果たした後、中国は富強・民主・文明・調和の美しい社会主義現代化強国の実現を目指し、まい進していく。習近平氏の指導の下、14億近くの中国人は夢追う道を「懸命に走っている」。
▽「人民のことを一番に考える」
習近平氏は昨年の第13期全国人民代表大会(全人代)第1回会議で、人民のことを常に一番に考え、人民に誠心誠意奉仕し、人民の利益と幸福のため努めなければならないと表明した。 習近平氏は今年の「両会」の十数日間、全体会議に出席したほか、六つの代表団の審議にも参加した。文化芸術界、社会科学界の政協委員のもとを訪れ、内モンゴル自治区、甘粛省、河南省、福建省、人民解放軍などの代表団の審議に参加し、文化の自信、生態文明建設、貧困脱却堅塁攻略、農村振興、実体経済の発展、両岸(中国の大陸と台湾)の融合発展、党の建設、国防と軍隊建設など、中国の未来の発展に関わる重要なテーマについて講演を行い、新たな配置を打ち出した。