8日、記者会見の後、会場を離れる王毅氏。(北京=新華社記者/陳曄華)
【新華社北京3月8日】中国の第13期全国人民代表大会(全人代)第2回会議プレスセンターは8日午前、「中国の外交政策と対外関係」に関する記者会見を開いた。王毅(おう・き)国務委員兼外交部長が内外記者の質問に答えた。
王毅外交部長は中日関係についての内容が毎年非常に注目され、しかも関連質問も早い時間に提起されたが、今年は最後の時間で良いというのは、中日関係が安定に向かっていることを示していると述べた。
王毅氏はまた「中日関係は昨年以来、ようやく正しい軌道に戻り、改善・発展の良い流れを示している。これは中日両国人民の共通利益に完全に合致している。日本が中国の発展を客観的で理性的に取り扱い、これまでに達成した各政治原則を確実に順守すれば、中日関係は障害と妨害を排除し、安定的で明るい前途を迎えられる。中日協力の潜在力も十分に発掘され、より広い協力の場を切り開くことができる」と述べた。
王毅氏はさらに次のように強調した。中日関係の改善はまだまだ始まったばかりだ。これからすべきことは「知行合一(認識と実践の一致)」であり、真に歴史と誠実に向き合い、現実を客観的に捉え、未来を積極的に切り開いて、着実な行動で正しい方向に向けて揺るぎなく進むことだ。双方が共に努力し、政治的基礎を固め、互恵協力を深め、民間の友好を増進することを通じて、中日関係は安定した発展期に入り、各分野における交流会がますます頻繁になり、ハイレベルの交流もおのずとスムーズになると信じている。
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