13日夜、中国の李克強国務院総理はシンガポールでシンガポール事業連盟(SBF)と中華総商会が共催した歓迎レセプションに出席し、あいさつした。(シンガポール=新華社記者/申宏)
【新華社シンガポール11月14日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は現地時間13日夜、訪問先のシンガポールで、シンガポール事業連盟(SBF)と中華総商会が共催した歓迎レセプションに出席し、あいさつした。
李克強氏は次のように表明した。中国では過去40年、改革開放をよりどころとして大きな変化を遂げた。シンガポールの発展も新たな成果を次々と上げ、「シンガポールの奇跡」を実現した。40年来、シンガポールの発展経験は中国に貴重な手本を提供し、中国の発展もシンガポールに重要なチャンスをもたらした。両国は特殊な友好協力関係にある。中国はシンガポールと共に、相互接続や金融支援、三者協力などのプラットフォームを積極的に築き、経済・貿易協力の高度化を推進し、金融協力を絶えず深め、地域協力がさらに高度な段階に進むよう共同で促進することを望む。
また次のように指摘した。中国は今後、より強力に、より充実した措置で、より速い足取りで改革開放や質の高い発展を推進し、マクロ政策の連続性と安定性を保持する。ばらまき式の刺激策は取らず、行政のスリム化、減税、費用削減を継続し、中国企業と外資企業を同等に扱い、公平な競争が可能なビジネス環境を整備する。シンガポールを含む各国の企業がチャンスを生かし、商機をつかみ、対中投資を拡大し、経済・貿易協力を強化し、互恵・ウィンウィンを実現することを歓迎する。
李克強氏は中国の経済情勢を説明し、次のように強調した。中国の経済運営は全体として安定しており、合理的な範囲を保っている。国際環境には明らかな変化が生じ、中国経済も一定の下押し圧力に直面している。中国はこれに対し、比較的大きな融通の余地と対応能力を持っている。中国経済の長期的な堅調というファンダメンタルズ(基礎的条件)が変わることはなく、中国の将来に向けた発展の見通しは明るい。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事