28日、滬通長江大橋北側主塔の施工現場(南通=新華社配信/許叢軍撮影)
【新華社北京10月1日】鉄道道路併用橋としては世界一となる、高さ330メートルの滬通長江大橋で28日、主塔頂部のコンクリート注入工事が完了した。北側主塔頂部の完成により、中鉄大橋勘測設計院が設計し、中鉄大橋局が施工する同大橋の建設は大きく前進した。
滬通長江公鉄(道路・鉄道)併用大橋は全長1万1072メートル、最大支間長1092メートルで、中国で最も径間が長い斜張橋で、世界で初めて径間が千メートルを超えた鉄道道路併用橋となる。
滬通長江大橋がつなぐ滬通鉄路が開通すると、江蘇省南通市が上海市の1時間圏内に入る。また、山東省東部や江蘇省北部と、上海市、江蘇省南部、浙江省東部の沿海鉄道がつながり、中国東部で最も便利で早い鉄道輸送ルートとなる。