【新華社メキシコシティ8月20日】メキシコの首都メキシコシティにあるチャプルテペック動物園には2匹のメスのジャイアントパンダ「シュアンシュアン(双双)」と「シンシン(欣欣)」がいる。「シュアンシュアン」は現在すでに31歳で、中国国外にいるパンダとしては最高齢となる。「シンシン」も28歳と同じく高齢だ。
中国とメキシコが国交を樹立して3年後の1975年9月、中国政府はメキシコ政府につがいのパンダ「インイン(迎迎)」と「ベイベイ(貝貝)」を贈った。「シュアンシュアン」はその二代目で、「シンシン」は三代目にあたる。
メキシコシティ三大動物園 クラウディア・レイチ総園長
初めてのパンダのつがいがメキシコのチャプルテペック動物園に到着したのは1975年のことです。中国人民からメキシコ人民へのプレゼントとして送られました。そのつがいの子孫が「シュアンシュアン」と「シンシン」です。二匹は完全なメキシコ生まれ、メキシコ育ちのパンダです。
【解説】動物園の職員によると、2匹のパンダは高齢にも関わらず、食欲は依然旺盛だという。メキシコにはパンダの好物の竹が不足しており、飼育係と研究者は園内に竹を植えることでパンダの食糧を確保した。彼らは毎日10キロの竹を丁寧に選び、パンダに与えている。動物園の心のこもった飼育により「シュアンシュアン」と「シンシン」は良好な健康状態を保つ。
パンダ飼育員 エリアス・ガルシアさん
飼育員の長年の仕事の成果です。飼育員の仕事が深まるにつれ、パンダをさらによく理解出来るようになりました。(記者/呉昊)
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