王怡明さんは、「当時、米国人受けしやすかった『米国式中華』レストランにしなかったことで、多くの友人やスタッフから反対された。料理長はレストラン設立当初に経営理念が合わず去っていったこともあった。しかし実際、レストランがオープンしてからの状況は予想以上に良く、外国人利用者の多くはレストランの内装に興味を抱いて店を訪れていた。その後、レストランの良い評判が広まり、より多くの客が来店するようになった」と語った。
現在、『傾城』の顧客の半分が外国人で、もう半分が中国人だ。ニューヨークの著名人たちも来店している。王怡明さんと張弦さん夫婦は「傾城」の成功のカギは、「利益のみを追求するのではなく、レストランを文化の媒体として、こだわりを持つことだ」という。張弦さんは、「どこの文化であっても、こだわりがあり、考えさせられるものには価値がある。他人の不理解を恐れなければ、いずれ必ず相手の方から理解してくれる日が来るはず」と話した。