完成品を検査する河北鼎碩玻璃(ガラス)製品有限公司の従業員。
巨大な生産現場で、作業員たちが熱気に包まれながらさまざまなガラス工芸品を作っている。彼らが製作しているのは水たばこ用の喫煙具で、カナダや米国、ドイツなどの欧米諸国に向けて出荷される。
これらの製品を生産している河北鼎碩玻璃製品有限公司は、中国河北省衡水市阜城県にある。責任者の楊万松氏によると、同社は2011年に水たばこ用の喫煙具の輸出専門企業として設立。現在の従業員数は160人余り、2017年の輸出額は3千万元(1元=約16円)を超え、生産量は約300万点以上に達する。
楊氏は、対外貿易を行う自社の発展に「一帯一路」構想が大きな助けになったと述べ、「これまでは米国とドイツのみに輸出していたが、国が『一帯一路』を提唱してから、われわれも積極的に顧客を開拓し、現在は欧州の十数か国の顧客と取引をしている」と語った。
楊氏はさらに、水たばこ用の喫煙具は他国との競争に直面しているが、中国企業には強みがあり「一帯一路」の勢いに乗ってさらに発展できると信じていると強調。「南アジアの国々も水たばこ用の喫煙具を製造しているが、上下流の産業チェーンが不完全で、作業員のレベルもやや低い。それこそ、我々中国企業の最大の強みだ」と自信たっぷりに語った。(新華社記者/張碩)
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