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中国と琉球の友好交流の歴史を振り返る 福州琉球館を訪ねて
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-06-23 09:04:13 | 新華社 | 編集: 王珊寧

福建省福州市台江区にある柔遠駅に展示されている高岐(明代)著作の「福建市舶提挙司志」(市舶提挙司とは中国の唐代~明代に設置された海上貿易関係の事務を所管する官署)。
 
柔遠(じゅうえん)駅(琉球館)は中国福建省の「省級文物保護単位」(省級文化遺産)で、明代成化8年(1472年)に建設が始まった。当時、明の朝廷に琉球国王からの貢ぎ物を献上する任務を担っていた琉球の貢使(こうし)は、福州の沿海地域から上陸し、内陸地域へ移動する途中でまず柔遠駅に滞在し、それから「京城」(現在の北京を指す)へ赴いて中国の皇帝に謁見していた。明の朝廷が同駅を「柔遠」駅と名付けた理由は「優待遠人,以示朝廷懐柔之至」(遠方からの訪問者を優遇することで、朝廷の懐柔政策を明示する)という一文に由来している。当時柔遠駅には多くの琉球人が滞在していたことから、一般的に琉球館と呼ばれている。

ここ数年、柔遠駅は改修工事を経て,福州の対外友好関係史の博物館として無料開放されている。同館はこれまでの中国と琉球の友好交流の歴史を人々に理解してもらうだけでなく、「一帯一路」構築の推進および世界文明の発展にも、重要な歴史的根拠を与えている。(新華社記者/魏培全)

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中国と琉球の友好交流の歴史を振り返る 福州琉球館を訪ねて

新華網日本語 2018-06-23 09:04:13

福建省福州市台江区にある柔遠駅に展示されている高岐(明代)著作の「福建市舶提挙司志」(市舶提挙司とは中国の唐代~明代に設置された海上貿易関係の事務を所管する官署)。
 
柔遠(じゅうえん)駅(琉球館)は中国福建省の「省級文物保護単位」(省級文化遺産)で、明代成化8年(1472年)に建設が始まった。当時、明の朝廷に琉球国王からの貢ぎ物を献上する任務を担っていた琉球の貢使(こうし)は、福州の沿海地域から上陸し、内陸地域へ移動する途中でまず柔遠駅に滞在し、それから「京城」(現在の北京を指す)へ赴いて中国の皇帝に謁見していた。明の朝廷が同駅を「柔遠」駅と名付けた理由は「優待遠人,以示朝廷懐柔之至」(遠方からの訪問者を優遇することで、朝廷の懐柔政策を明示する)という一文に由来している。当時柔遠駅には多くの琉球人が滞在していたことから、一般的に琉球館と呼ばれている。

ここ数年、柔遠駅は改修工事を経て,福州の対外友好関係史の博物館として無料開放されている。同館はこれまでの中国と琉球の友好交流の歴史を人々に理解してもらうだけでなく、「一帯一路」構築の推進および世界文明の発展にも、重要な歴史的根拠を与えている。(新華社記者/魏培全)

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