中国河北省唐山市南部の沿海湿地ではこのほど、20羽余りのコウノトリが飛来し、巣作りやひな鳥を守る姿が見られている。同市林業局の鳥類専門家によると、すでに10羽余りのひながふ化されたという。コウノトリは絶滅危惧種に指定されており、その生存数は世界中で3千羽余りとなっている。コウノトリは鄱陽湖などの長江中下流域で越冬し、夏になると中国の東北地方やロシアのシベリアなど、高緯度の地域で生息する。(新華社記者/楊世尭)