新華網アモイ9月4日 中国の習近平国家主席が第9回BRICS首脳会議・広範囲会議を主宰し、式辞を述べた。習主席は、BRICS諸国は経済の実務的協力の推進に取り組むべきだと述べた。習主席は次のように指摘した。実務的協力はBRICS協力の基盤であり、この面で我々は著しい成果を収めた。また、現在BRICS協力の潜在力はまだ十分に発揮されていないことに目を向けねばならない。統計によれば、2016年のBRICS諸国の対外投資は1970億ドルだったが、我々5カ国間で行われた投資は5.7%にすぎないという。これは我々5ヶ国の間には協力の余地がまだ十分に残されていることを示している。我々は経済の実務的協力という主軸を緊密にめぐって、貿易投資、通貨金融、相互接続、持続可能な発展、革新と産業協力などの分野で利益の集中点を拡大していくべきだ。
今年、我々は『BRICS諸国サービス貿易協力ロードマップ』・『BRICS諸国投資円滑化要綱』・『BRICS諸国電子商取引協力に関する提案』・『BRICS諸国の革新協力に関する行動計画』・『BRICS諸国の工業分野における協力深化のための行動計画』を制定し、新開発銀行アフリカ地域センターを設立して、BRICS諸国のモデル的電子通関ネットワークの設立を定めた。税収・電子商取引、自国通貨の債券、政府と社会による資金協力、金融機構及びサービスのネット化配置などの面で積極的な共通認識に達した。また、各分野における実務的協力が絶えずメカニズム化、実務化され、重要度が絶えず高まった。習主席は更に次のように宣言した。中国側は5億人民元のBRICS諸国経済技術協力・交流計画を設定し、経済、貿易などの分野における交流と実務的協力の強化に用いることにする。新開発銀行プロジェクト準備基金として400万ドルの資金を出資し、銀行業務の運営と長期的発展を支持する。我々は各当事者とともに努力し、これまでの成果や共同認識を着実に実行に移し、現存のメカニズムを順調に運行させて、新産業革命がもたらした歴史的チャンスを把握し、実務的協力の新分野と新方式を積極的に探索し、繋がりの絆を引き締め、BRICS諸国の協力メカニズムを穏やかに遠くまで発展させていきたい。
(新華社より)
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