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中国、携帯電話長距離 ローミング料金廃止 パケット通信料は下がるか?
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-09-04 16:02:59 | 人民網日本語版 | 編集: 郭丹

   中国では 9月1日から、20年以上続いていた携帯電話長距離料金とローミング料金が、1ヶ月前倒しで廃止になった。これは通信速度の向上と、料金値下げに向けた改革の一部だ。では、通信速度の向上と料金値下げのために、三大移動体通信事業者である、中国移動(チャイナ モバイル)、中国電信(チャイナ テレコム)、中国聯通(チャイナ ユニコム)はどのようなアクションを起こすのだろう?携帯のユーザーが注目しているパケット通信料は値下げされるのだろうか?

   通信速度の向上 料金値下げのためにさらにどんなアクション?

   三大移動体通信事業者はいずれも、国内の携帯電話長距離料金とローミング料金を廃止した後も、通信速度の向上 料金値下げに向けた業務を継続し、年内に中小企業向けのインターネット料金を大幅に値下げするとしている。

   チャイナ モバイルはさらに、ハイクオリティの有線ブロードバンドネットワークを打ち出すほか、新たに設置されるブロードバンドは全て光ファイバーを採用するとしている。チャイナ テレコムも、光ネットワークの投入を拡大させ、年内に、中国南方地域の郷 鎮以上の全ての地域に光ネットワークをカバーし、行政村の光ネットワークのカバー率を75%にまで引き上げる計画だ。チャイナ ユニコムは、「データ容量制限なし」の商品を打ち出す計画だ。

   取材では、三大移動体通信事業者は、2017年の通信速度の向上と、料金値下げのための計画に加えて、海外で利用する場合の国際通話料金とローミング料金の値下げにも言及し、そのための措置を実施している。例えば、チャイナ ユニコムは今年に入って、国際ローミング料金を2度値下げした。うち、5月末に実施された値下げでは、国際ローミング料金が最高で99%値下げされた。

   その他、三大移動体通信事業者が8月に発表した1-6月期の報告によると、3社ともに、5G(第5世代移動通信システム)の基準制定や技術テストを積極的に行っており、多くの都市で5Gの屋外テストも実施している。計画では、早くて2020年に5G回線を正式にリリースしたい考えだ。

   携帯のパケット料金は下がるか?

   最近、三大移動体通信事業者が発表した通信速度の向上と、料金値下げに関する情報は、ユーザーの「使用感」向上を掲げている。中国工業 情報化部(省)が今年1月に発表した「情報通信業界発展計画(16-20年)」も、ユーザーの満足度を向上させなければならないとしている。

   今はモバイルインターネット時代で、携帯のユーザーのパケット通信量も増加している。中国工業 情報化部の統計によると、7月、ユーザーの一人当たりのパケット通信量は1700M以上となっており、消費者がパケット通信料が下がることを期待するのは当然のことだといえる。

   チャイナ モバイルの1-6月期の報告によると、パケット通信料が36%下がった。また、チャイナ ユニコムは、「ここ2年、当社の携帯の1G当たりのパケット通信料は48%以上下がった」としている。そして、チャイナ テレコムも、「モバイルインターネット料金の平均単価がここ2年で57.4%下がった」としている。つまり、パケット通信料の値下げが今後の方向性になることは明らかだといえる。

 

(人民網日本語版)

 

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新華網日本語

中国、携帯電話長距離 ローミング料金廃止 パケット通信料は下がるか?

新華網日本語 2017-09-04 16:02:59

   中国では 9月1日から、20年以上続いていた携帯電話長距離料金とローミング料金が、1ヶ月前倒しで廃止になった。これは通信速度の向上と、料金値下げに向けた改革の一部だ。では、通信速度の向上と料金値下げのために、三大移動体通信事業者である、中国移動(チャイナ モバイル)、中国電信(チャイナ テレコム)、中国聯通(チャイナ ユニコム)はどのようなアクションを起こすのだろう?携帯のユーザーが注目しているパケット通信料は値下げされるのだろうか?

   通信速度の向上 料金値下げのためにさらにどんなアクション?

   三大移動体通信事業者はいずれも、国内の携帯電話長距離料金とローミング料金を廃止した後も、通信速度の向上 料金値下げに向けた業務を継続し、年内に中小企業向けのインターネット料金を大幅に値下げするとしている。

   チャイナ モバイルはさらに、ハイクオリティの有線ブロードバンドネットワークを打ち出すほか、新たに設置されるブロードバンドは全て光ファイバーを採用するとしている。チャイナ テレコムも、光ネットワークの投入を拡大させ、年内に、中国南方地域の郷 鎮以上の全ての地域に光ネットワークをカバーし、行政村の光ネットワークのカバー率を75%にまで引き上げる計画だ。チャイナ ユニコムは、「データ容量制限なし」の商品を打ち出す計画だ。

   取材では、三大移動体通信事業者は、2017年の通信速度の向上と、料金値下げのための計画に加えて、海外で利用する場合の国際通話料金とローミング料金の値下げにも言及し、そのための措置を実施している。例えば、チャイナ ユニコムは今年に入って、国際ローミング料金を2度値下げした。うち、5月末に実施された値下げでは、国際ローミング料金が最高で99%値下げされた。

   その他、三大移動体通信事業者が8月に発表した1-6月期の報告によると、3社ともに、5G(第5世代移動通信システム)の基準制定や技術テストを積極的に行っており、多くの都市で5Gの屋外テストも実施している。計画では、早くて2020年に5G回線を正式にリリースしたい考えだ。

   携帯のパケット料金は下がるか?

   最近、三大移動体通信事業者が発表した通信速度の向上と、料金値下げに関する情報は、ユーザーの「使用感」向上を掲げている。中国工業 情報化部(省)が今年1月に発表した「情報通信業界発展計画(16-20年)」も、ユーザーの満足度を向上させなければならないとしている。

   今はモバイルインターネット時代で、携帯のユーザーのパケット通信量も増加している。中国工業 情報化部の統計によると、7月、ユーザーの一人当たりのパケット通信量は1700M以上となっており、消費者がパケット通信料が下がることを期待するのは当然のことだといえる。

   チャイナ モバイルの1-6月期の報告によると、パケット通信料が36%下がった。また、チャイナ ユニコムは、「ここ2年、当社の携帯の1G当たりのパケット通信料は48%以上下がった」としている。そして、チャイナ テレコムも、「モバイルインターネット料金の平均単価がここ2年で57.4%下がった」としている。つまり、パケット通信料の値下げが今後の方向性になることは明らかだといえる。

 

(人民網日本語版)

 

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