新華網北京9月4日（記者/岳東興、李勁峰）本大会出場の望みをつなぐ毎回の試合はどれも、貴重な経験の蓄積だ！
リッピ監督が改造したサッカー中国男子代表チームは、かつてタシケントで中国代表のディフェンスラインを崩壊させたウズベキスタン代表に対し、前半のうちに相手の戦術レベルを完全に圧倒し、後半の押し込まれる展開の際も、どんなボールもあきらめずチーム一丸となった強い気持ちで、内容と結果の伴った貴重な勝利をもぎとった。
2つの面の収穫として、代表チームは再びアジアの強豪と戦う時のために貴重な自信と実戦経験を向上させ、さらにすでに各方面で前向きな変化をもたらしている中国サッカー界の改革発展に対して、「計画を最後までやり遂げる」決意を固めさせた。
勝利を飾ったこの契機に、我々は代表チームの位置づけと方向性についてさらに冷静ではっきりした見方を持たなければならない。以前のパフォーマンスと比べると、代表チームは様々な原因により、多くの場合本来のレベルを発揮できなかった。このうち、監督・コーチのレベル、サッカー協会の行き届かない保障、代表チーム構築の不備やプロレベルの欠如などは、どれも戦力を落とす敗因となってきた。これに対し現在は、リッピ監督の指導能力と整ったチーム、サッカー協会の全面的な支持による権利委譲と後方支援による保障、メンバーが全力で戦う結束力、サッカー界の改革発展による全面的な支えにより、代表チーム全体に精神面から戦術レベルまでの積極的な変化がようやく現れ始めている。
このため、次のカタールとのアウェー戦では、中国代表がワールドカップ本大会出場の夢を実現できるか否かに関わらず、各界はリッピ監督が掲げる「中国代表チームは正しい軌道に戻らなければならない」との考えを支持しなければならない。なぜなら、代表チームの構築は、失敗という教訓を再び「繰り返す」ことには耐えられず、たとえリッピ監督が契約を終えチームを去る日が来たとしても、世界レベルの指導や管理モデルを継続していかなければならないからだ。どうすれば青少年のサッカー人口をより科学的に拡大できるだろうか？どうすれば「一本の木のために、一面の林を無駄にする」過去の教訓から学び、都市に根付き、ボトムアップ式で、基盤が十分安定した試合・選抜・訓練システムを確立できるだろうか？どうすればプロリーグが「企業リーグ」の影に別れを告げ、真のプロ化を進められるだろうか？これらはすべて、中国サッカー界の管理者たちが、中長期発展計画の構想に沿って、一つ一つ実現し、着実に推進する必要のある事柄だ。
（新華社より）
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